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おととい国分寺RUBBER SOULに来てくれたみなさん、どうもありがとうございます。
すっかり涼しくなりましたが、このスペシャルなワンマンライブを終えて、あぁやっと暑くて熱かった夏が終わるのだな…などと思うのです。
冬、春、夏と進化を遂げてきたMOLICEも、次の秋で季節を一周するわけですが、今後も決して下降はいたしません。日々進化していきます!
そんな進化の過程を焼き付けていくライブは続くのです…
今後のライブの日程や詳細はHPでご確認ください。

つい先日、長いこと会っていない幼馴染の家の猫が死んだと、母親から聞いて少々驚きました。
何に驚いたかといえば、まだ生きていたということに驚いたわけです。だって猫って21年も生きるんですかね?16歳で人間の80歳と言われる猫が21歳ということは100歳くらい?120歳?
そこまで大事に育てた家族の方々ももちろん素晴らしいですが、その年齢まで天寿を全うした猫は、一生という長距離を走り抜いたランナーであり金メダルものです。
その猫がそこの家に来た時のことをよく覚えています。
飼っていた家の幼馴染もかなり破天荒な人生を送っていて、素晴らしい才能と経験の持ち主なので面白い話もたくさんあるのですが、今日はもう一人の古い友人の話を一つ。
この友人。チビッコの頃は非常に変わった感じの子でして、いつも坊主で絶壁頭のその彼が、まだへその緒が繋がった状態の子猫を拾って来たのです。
産まれて間もなく親とはぐれたのか見捨てられたのか定かではないですが、彼と一緒に現場にいた飼い主となる幼馴染曰く、道に捨てられて転がっているような状態だったようで、その場に放置することができず、そのまま家に連れて帰ったところ、その家では大きな犬も飼っていたのですが、ここの両親が「飼おう」言ってくれために、子猫は道端で野垂れ死にもしなければ、保健所で殺されることなく21年も命を繋いだわけです。
犬や猫などの生き物を飼えば、ほぼ確実に人間よりも先に死ぬわけで、どういった形であれ、生きる者は必ず死んでいくのだということを人間に伝えてくれるわけです。
これは、人が生きていく上で非常に大事な常識的知識であり、ありきたりですがお金や物欲では得ることのできない、この世のあらゆるものを考える上での原点であるとおれは思っています。
さて、このへその緒の付いた子猫を最初に手にした友人なのですが、彼は東北のある村から来た転校生でして、小学校1年のけっこう早い段階で転校してきたため、クラスメイトはみんな物珍しそうに持てはやしました。その彼の転校初日にゾロゾロとみんなで下校していると、彼は一本の折れた柿の木の枝を拾って、空き地の端におもむろにプスっと挿すと、その木は見事にその後、この空き地に家が建つまでの10数年間育ち続け、毎年実が成っていました。
後から知った話では、木の枝を土に挿して一本の木として成長させるのは「挿し木」というかなり高度な技法らしく、当然そんな知識が小学1年のチビッコにあるはずもなく、おれは猫の件も含めて、彼は生命力を与える力のある男だったのではないか…などと思うのでした。
その彼は、現代の一般家庭には珍しく7人とか複数の兄弟がいたりして、姉に次いでその長男だったので、その後もっと増えてた可能性もあるのかも知れませんが、そんな背景も含めてそのような「生命力…」なんてことを思わせる人物でした。
彼と仲良かったのも小学校低学年の時で、学年が上に行くに連れ徐々に話すことも少なくなり、中学では7クラスもあって一度も同じクラスにならなかったためにあまり記憶にありません。
高校も工業系の高校に行ったのかな…ウワサで電気系の仕事に就いて、電柱に登ってるのを目撃したという話を聞き、何かにつけて高いところに登ったりする少年だったので、らしいな…とは思ったのですが、たまに脳裏をかすめては思い出す人物です。
生命力を与える少年は青年になり、今もどこかで小動物や植物に生命力を与えているのではないか…などと思うのです。

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最近はなんだか90年代以降の新しい音楽を聴くことが多いですね。
生命とかそういったものを連想させる音楽の中に、最も強烈に印象に残っているのがこのゴールディの「Mother」という1時間もある曲なのですが、その1時間という時間の尺度と「Mother」というタイトルだけでもうやられてしまう…
一昔前に流行ったドラムンベースとかブレイクビーツという手法で一世を風靡した人ですが、実は音楽をやる前はヒップ・ホップ・カルチャーの影響から、グラフィック・アーティストとして名を馳せていたりもする、非常に多彩な才能を持った人がこのゴールディです。
そんな「Mother」を聴いて、ボーカルも入ってくる曲なのですが、CDに和訳もなく言葉の意味までは聴き取れません…こういう時に英語が堪能でない自分が残念でならない。
ただ、イメージで音を自分なりに解釈することはできます!
作り手の意図ともしかしたら反するのかも知れませんが、この1時間の曲を部屋を暗くして聴いてみて、何を連想させられるか…
曲は無音から始まるのですが、そこでは「生命の無」の状態を連想します。そこからゆっくりと音が流れ込んでくると胎内で融合し一つの生命が作られ、胎水の中をゴスペル調の歌声と共に浮遊しながら形を変化させていき、徐々にリズムが強いビートを刻み始めると心臓の鼓動が聞こえ始め、生命体に血液を行き渡らせてその姿というものが徐々に明確になり、音楽はゆっくりと強いリズムが後退していき、その中で今度は胎内で自らの生命力でゆっくりと生きようとし始めると、またもゴスペル調の歌声がストリングスと共に狭い空間の水の中に形となった身体が浮いていて、その身体が外へ向けて飛び出す準備ができると、長い時間を掛けてやがて外界の光と音が差込み始め、ゆっくりと刻む心音が生命の誕生を表していて、そのまま実にゆっくりと時間をかけて曲はフェイドアウトしていく。
あまりにスケールがデカ過ぎて恐怖すら感じます。聴いていて非常に体力の要る曲です。
おれの勝手な解釈のイメージの中で曲の序盤の胎内の中で、ここでゴールディが「Mother…Mother…Mother…」と繰り返す言葉があまりにイメージと合い過ぎていて、そのゴールディの表現の凄さに放心します。
CDの解説から抜粋して、この2枚組みアルバムのタイトル「サターンズ・リターン」は「人が戻る静かな場所」という意味らしく、その意味をどう解釈するかはリスナーの自由ということなので、いちリスナーであるおれの解釈の仕方がこんな感じでした。
「人が戻る静かな場所」という意味では、この1時間の曲を逆に、死ぬ間際に見えるものを連想しても、それはそれでものすごい深い景色が浮かんできそうで、これもまた怖いです。

人の命も猫の命もこのゴールディの曲のようなスケールのでかい世界をくぐり抜けて誕生し、やがて消えていくのですな。
21年生きた猫もまた、周りの人間にそんな当たり前だけど非常に大事なことを伝えてくれたのです。


Mother / Goldie 1998年
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プロフィール

※※だいら 〇〇ヒロ

Author:※※だいら 〇〇ヒロ
あたくし、生まれも育ちも東京は武蔵野、北多摩北地区北部、姓は※※だいら、名を〇〇ヒロ、人呼んでバーテンのオーシャンと発します。

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