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昨日、秋葉原clubGOODMANに来てくれたみなさん、どうもありがとうございます。
来週も2本のライブがありますので、詳細はHPの方でチェックしておいてください!

江戸川乱歩の小説に鏡地獄という話がありまして、この話は、子供の頃から鏡やガラスといった類のものの魅力に取り付かれた青年が、その嗜好性が高じるとやがて自宅の庭に、内面が鏡になっている球体を作り、その中に閉じこもるとその青年は…
といった内容でして、この江戸川乱歩の本を、去る10年程前におれに薦めてきたのは実弟だったのですが、というのも、
「内側が全面鏡になっている球体に入ったらどんなふうに見えると思う?」
と、他愛ない会話の中でおれが聞くと、
「なんだ兄貴は鏡地獄でも読んだのか?」
と返され、知らなかったおれは「なにそれ?」
と答えると、「鏡地獄を読まずにその発想が生まれるとは狂人の素質があるな」
と半ばバカにされながら差し出されたのがこの本だったのですが、この話を弟にする前に古い友人とも話してまして、この時におれなりに、この球体に入った時の様子をイロイロと想像していたわけです。
で、相当考えてから、この時一つ結論に達しました。
真っ暗ですわ。
光がなければ何も映らないというものすごい単純な結論が出まして、その友人と、
「おぉ!そうか!これが科学ってヤツだな!」
なんてバカな事を話していたのです。
すると、当然次の発想が浮かぶわけです。
その球体の中に明かりを持ち込んだらどうなるのか…?
もうわけが分からないですね。
球体の中で光が反射しまくって真っ白になるのか…反射した光が集まりすぎて、そのまぶしさに下手したら目が潰れるんじゃないか…鏡に映った光にはどれだけの奥行きがあるのだろか…はたまた、どの方向にも合わせ鏡のように無限に自分の姿が映るのか…
待てよ。電球をどの位置に照らすかで変わるんじゃないか…?
球体の内側上部に取り付けるのか、懐中電灯を持って入ったとすれば、胸の辺りの持つか、頭の上に置くのか…それだけでも違うはずだ。そういえば影はどうなるんだ…?
ずっと結論が出ないままで、弟にも聞いてみた運びだったのですが、なんだ、江戸川乱歩の鏡地獄に答えがあるのか!と思って早速読んだところ…結論はナシ!
弟がこの本を差し出したのは、そんなことを考えてもしょうがないよ。ということの意思表示だったのでしょうかね…
鏡地獄を読み終えたおれは、その場でコケて、好奇心もはいそれまでよ。
でも、それまではノンフィクションし読まなかったおれも、ホラーやサスペンスも読むようになりました。

そして今日、ついに科学的に解明されたのです!
後半に続く…

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鏡って事で、キンクスのプリザヴェイション・アクト2に収録の「Mirror of Love」
自惚れ屋で鏡の中の自分に恋しているって曲ですね。
このアルバムは、名盤と名高いヴィレッジグリーン・プリザヴェイション・ソサエティと、プリザヴェイション・アクト1の複線にあるアルバムでして、演劇思考の強いレイ・ディヴィスの傲慢さが絶頂に達していた頃の作品です。
仕事と趣味を兼ね合わせ、生活の全てをここに捧げたために、家に帰ることがほとんどなくなったレイ・ディヴィスは、ちょうどこの直前に奥さんと子供に逃げられ、メンバーとも関係が悪くなり、弟でバンドのギタリストのデイブ・デイヴィスとの確執も悪化の一路を辿っていきます。
レコードセールス的に芳しくなかった70年代、RCA時代のキンクスですが、ライブに於いてはレイ・ディヴィスの演劇思考によるストーリー展開が組み込まれたステージの評価が非常に高く、リピーターも多かったようで、興行的には成功していたらしいのです。
語られることの少ないこの時期のキンクスですが、レコードよりもライブに宣伝費を注ぎ込んでいたんでしょうかね…でも、長い歴史のあるキンクスの中でも、おれは個人的にこの時代のキンクスがいちばん好きです。

さて、鏡地獄話の後半です。
それでも時々思い出しては、飲みの席なんかで球体の鏡の話をし、もちろん納得のいく答えなど誰からも出るはずもないのですが、昨日、この疑問について話していたある友人からメールをもらいまして、何かのバラエティ番組で、実際にこの球体を作って中に入るという企画があったとのことだったのです。
おぉぉぉ!マジか!つい今、キンクスを聴きながらインターネットで調べてみると、その時の放送の動画が簡単に見つかりました。
見れた!分かってよかった!マジ感動です!
でも…どうしてそうなるのかという説明まではなかったので、やはり不思議と謎でいっぱいです。
内部を照らす明かりは球体内上部に設置されているものでした。
球体の中に入るタレントは頭に固定のカメラを設置、もう一台固定カメラが球体の上部にも設置され、いざ内部が球体上部の固定カメラで映し出されると、あれ…なんか普通、ぼやけてるだけじゃない?と、思うと、一つ気付いた。影だ。影ではなく、上部に明かりがあるために座っているタレントの下に姿がぼんやりと映し出された。ナルホド!これで黒いのが普通の影なのね。待てよ…どうして影って黒いの?いやいや、マズイマズイ…おかしな連鎖が起きそうだ。
今度はタレントの頭部に設置したカメラが映し出され、タレントが球体の面に近づくと顔は鮮明に、離れていくと顔がぼやけていきながら姿がどんどん大きくなっていく。球体の中心では身体の前後が同時に映るポイントがあり、球体の中心を超えたところで上下が反転し、実際の球体の大きさ以上に奥行きがあるような印象を受ける。奥行きがあるように感じるのは鏡なんだから当たり前か…
タレントがスゴイことを言い出した。
球体に背を付けたような状態で正面を見ると、正面に自分の姿がそこに「居る」そうだ。本人は「3Dだ!」と言っている。
実験が終了し、球体から出てきた本人の結論は、「鏡張りの球体の中で人は、逆さに立体的に映る」だそうだ。
さすがにその感覚というのは実際に自分が入らなくては分からないだろう。
将来的に3D映像のテレビなんかが作られるとしたら、この仕組みを利用して作られるんじゃないかな…なんてことを思いました。
きっとおれだけじゃないと思う、鏡地獄を知る人、またはこの発想を持ち合わせている人の多くが疑問に思っていたことの結論が見れて少しスッキリしたのと同時に、なんだか恐ろしいものを見たような気持ちにもなりました。

鏡の世界とかって何かと謂れが多いけど、もしかしたら見てはいけない世界だったのかもね。
逆さに映った自分が、自分本人と入れ変わっちゃったりして。
Mirror of Loveで歌われているように、鏡の中の自分にウットリしているとしたら、それは、もしかしたら自分とソックリな形をした何者かの誘惑なのかもしれませんよ。

この放送された動画が見たい場合は、YOUTUBEで「鏡地獄」と検索してみてください。
※バラエティなので、怖い映像とかではありません。


Mirror of Love / The Kinks 1974年
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プロフィール

※※だいら 〇〇ヒロ

Author:※※だいら 〇〇ヒロ
あたくし、生まれも育ちも東京は武蔵野、北多摩北地区北部、姓は※※だいら、名を〇〇ヒロ、人呼んでバーテンのオーシャンと発します。

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